旧車趣味と家族の車の両立|話し合いで決めておくこと

旧車趣味と家族の車の両立を紹介する記事のアイキャッチ。並んで停まる家族の車と旧車

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旧車を手に入れて、じっくりレストアしたい。でも、家族の送り迎えや買い物の車はどうしよう。そんなふうに、趣味と家族のあいだで迷っている方は多いですよね。

結論から言うと、旧車と家族の車を両立させるコツは、「お金・場所・時間・毎日の車」の4つを、始める前に家族と話しておくことです。

ここでは、話し合いのチェック表と、2台持ちのお金、毎日の車の持ち方まで順番に見ていきますね。

目次

旧車趣味と家族の暮らし、どこでぶつかりやすい?

先に結論

ぶつかりやすいのは、お金の使い方、車の置き場所、休日の時間の使い方、そして毎日の移動手段の4つです。どれも「始めてから話す」と気まずくなりやすいので、先に話しておくのが近道です。

『家族に反対されたらどうしよう』と、話す前から身構えてしまいますよね。でも実は、もめる原因の多くは趣味そのものではなく、知らされていなかったことなんです。

例えば、こんな会話になるとすれ違いが起きやすくなります。

「今度の休みも、ずっとガレージにいるの?」
「部品が届いたから、どうしても今週やりたくて」

予定やお金の話を先に共有しておけば、こうしたすれ違いはかなり減らせます。旧車とレストアの全体像はレストアとはで紹介しているので、家族に説明する時の材料にもしてみてください。

家族と話しておきたい4つの項目チェック表

ここでの結論

話し合いは「お金」「場所」「時間」「毎日の車」の4つに分けると進めやすくなります。項目ごとに、決めておくことを書き出しておきましょう。

いきなり『旧車を買いたい』と切り出すより、4つの項目に分けて話すほうが、家族も考えやすくなります。チェック表にまとめてみました。

家族と話しておきたいお金・場所・時間・毎日の車の4項目を示したチェック表の図解
項目決めておくこと話し方の例
お金旧車に使う年間の上限、家計と分けるか「旧車の分は、この口座の中でやりくりするね」
場所置き場所、作業する場所、部品の保管「作業は借りたガレージでして、家には持ち込まないよ」
時間作業する曜日や時間、家族の予定との順番「作業は土曜の午前だけにするね」
毎日の車送り迎えや買い物に使う車をどうするか「毎日の車は別にあるから、旧車が止まっても困らないよ」

お金:旧車の財布を分けておく

旧車は、税金や車検のほかに、部品代や整備代が読みにくいところがあります。家計と旧車のお金を分けて、年間の上限を決めておくと、家族も安心しやすいです。

『どれくらいかかるか分からない』と正直に言うのも大切です。分からない分は、上限を超えそうになったら相談する、と決めておきましょう。

場所:置き場所と作業場所を決める

旧車は、雨や日差しを避けられる場所に置きたい方も多いはずです。自宅の駐車場を旧車が使うと、家族の車の置き場所が変わることもあります。

塗装や錆取りで溶剤やスプレーを使うなら、においや音で家族や近所に気を配る必要もあります。消費者庁はスプレー缶について、十分に換気して火気の近くで使わないよう注意を呼びかけています。

作業場所の考え方はレストアの作業場所で紹介しています。

時間:作業の時間を家族の予定とすり合わせる

レストアは、思った以上に時間がかかる作業です。休日のたびに作業していると、家族との予定が後回しになりがちですよね。

作業する曜日や時間を決めて、家族の行事を先にカレンダーに入れておく。そのうえで空いた時間を作業に回すと、気持ちよく続けやすくなります。

毎日の車:旧車が止まっても困らない形に

家族の送り迎えや買い物は、毎日のことです。旧車が故障やレストアで動かない時も、生活が止まらない形を決めておきましょう。

話し合いの前に書き出しておくこと
  • 旧車に使うお金の年間の上限
  • 旧車の置き場所と、作業する場所
  • 作業する曜日と時間の目安
  • 旧車が動かない時の毎日の移動手段
  • 上限や予定を超えそうな時の相談のしかた

2台持ちにすると、家族のお金はどう変わる?

ここでの結論

旧車と家族の車の2台持ちにすると、税金・自賠責保険・任意保険・駐車場が2台分になります。旧車は13年を超えると税金が重くなるので、その分も含めて1年分を書き出しておきましょう。

『2台にしたら家計が苦しくならない?』というのは、家族がいちばん気にするところですよね。公的な資料の数字をもとに見ていきます。

国土交通省の資料では、ガソリン車は新車の登録から13年超で自動車税が概ね15%重くなります。軽自動車は13年を経過すると、軽自動車税が概ね20%重くなります。

例えば、税金だけでもこれくらい差が出ます。

税金の例重くなる前の額13年を超えた旧車の額出典
自動車税(1.5L超〜2L以下・自家用乗用)39,500円(令和元年9月30日以前の登録)45,400円東京都主税局
軽自動車税(四輪乗用・自家用)7,200円(平成27年3月31日以前に最初の新規検査)12,900円大阪市
費目旧車家族の車
自動車税・軽自動車税13年超なら重くなる年数が浅ければ重くなる前の額
重量税(車検の時)13年・18年で段階的に重くなる年数が浅い額
自賠責保険車ごとにかかる車ごとにかかる
任意保険車の価値の考え方に注意2台目の割引が使えるか確かめる
駐車場・整備屋根付きや部品代も家の近くが便利
旧車と家族の車の2台持ちで、毎年かかるお金を並べた図解

日本自動車工業会の2025年度の調査では、乗用車を持つ世帯の平均月間維持費は9,500円でした。同じ調査で、費用の負担が大きいと感じる費目は「車検代」が76%、「任意保険料」が72%と多くなっています。

旧車は整備のお金が人によって大きく違うので、自分の車の記録で見るのがいちばん確かです。毎年かかるお金の全体は旧車の維持費でまとめています。

家族と一緒に1年分を書き出してみよう

数字を見ても、わが家の場合にいくらになるかは分かりにくいですよね。次のような表を家族と一緒に埋めてみてください。

費目旧車家族の車
税金(1年)
車検・重量税・自賠責(2年分の半分)
任意保険(1年)
駐車場(12か月分)
整備・部品(1年の見込み)

合計を12で割ると、毎月いくら用意すればいいかが見えます。家族にとっても、旧車にかかるお金が「見える」だけで安心につながりますよ。

2台目の保険は割引を確かめる

日本損害保険協会によると、任意保険を初めて契約した時は6等級から始まります。保険会社の案内では、1台目を11等級以上で契約している人が2台目を新しく契約する時、条件を満たすと7(S)等級から始められます。

2台目の記名被保険者を家族の誰にするかで、条件に入るかが変わることもあります。細かな条件は保険会社ごとに違うので、契約中の保険会社に聞いてみてください。

毎日の車は「家族が安心して使えるか」で選ぶ

ここでの結論

毎日の車は、家族が運転しやすく、手間とお金の見通しが立つ持ち方を選ぶのがおすすめです。旧車にお金と時間を回したいなら、毎日の車はなるべく手がかからない形にしておきましょう。

旧車を趣味の車にするなら、家族の車には「止まらないこと」と「安心して使えること」を求めたいですよね。

国土交通省は、乗用車などの新車に衝突被害軽減ブレーキを義務付けていて、国産車は新型車が2021年11月、継続生産車が2025年12月からです。旧車にはない新しい装備を、家族の車で持っておくという考え方もあります。

毎日の車を別に持つ良いところ
  • 旧車が動かない時も家族が困らない
  • 旧車を雨の日や遠出に使わずに済む
  • レストアを急がずに進められる
気をつけたいところ
  • 税金・保険・駐車場が2台分になる
  • 2台分の車検や点検の予定を管理する
  • 置き場所を2台分用意する

2台持ちの考え方は旧車を趣味の車にして2台持ちでくわしく紹介しています。

毎日の車をカーリースにする場合

国民生活センターの説明では、カーリースはリース会社が持っている車を一定の期間借りて、税金や点検整備の費用などを含めた月々の料金を払う仕組みです。車検の時のような大きな出費がなく、毎月の支払いがほぼ一定になる点が挙げられています。

一方で、原則として途中で解約できず、走行距離などの制限もあります。家族のライフプランも考えて、契約期間を選びましょう。仕組みと注意点はカーリースの仕組みで紹介しています。

カーリースの契約前に確かめること
  • 購入契約かカーリース契約か
  • 契約期間と、支払総額・支払いの時期
  • 残価の設定があるか
  • 走行距離などの利用の制限
  • 途中で解約できるか、解約料の計算方法
  • 満了の時に返すのか、買い取れるのか

国民生活センターは、その場で契約をせかされても、内容が十分に分からなければ契約しないよう呼びかけています。家族の車のことなので、契約書は家族と一緒に読んでおくと安心です。

旧車は休日にじっくり楽しみ、家族の毎日の移動は新しい車に任せる。そんな形を考えている方は、月々定額で新車に乗れるカーリースも選択肢の1つとして見てみてください。

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毎日乗る車は、月々定額のカーリースという選択肢も

旧車は休日の楽しみに回して、通勤や買い物の車は別に持ちたい。レストアの間の足が要る。直すより新しい車に乗り換えたい。そんな時は、税金や車検代をまとめて月々定額で新車に乗れるカーリースも比べてみてください。契約年数・月額に含まれる物・走行距離・途中でやめる時の条件は、申し込む前に公式の案内で確かめておくと安心です。

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料金・契約条件は公式サイトの最新の案内でご確認ください。

よくある相談:家族と車の2台持ちの迷い

ここでの結論

Q&Aサイトでよく見るのは、家族で車を2台持つかどうか、2台持ちはお金に余裕がある人だけなのか、旧車を維持していけるか、という相談です。

家族の車と2台持ち、旧車の維持については、Q&Aサイトでも多くの相談があります。よくあるものを3つ選んで答えてみますね。

相談1:家族で車を2台持つのは、やりすぎ?

2台持ちが合うかどうかは、家族の毎日の移動にどれだけ車が欠かせないかで変わります。送り迎えや通勤で毎日車を使うなら、旧車とは別に毎日の車があると安心です。

反対に、車を使う日が少ないなら、1台にまとめる道もあります。家族の1週間の予定を書き出して、車を使う場面を数えてみてください。

相談2:2台目を持てるのは、お金に余裕がある家だけ?

『2台なんて贅沢かな』と気になる方もいますよね。ただ、大事なのは収入の大きさより、2台分のお金を毎年払い続けられるかです。

税金・保険・駐車場・車検を1年分書き出し、毎月いくらになるかを家族と一緒に見てみましょう。数字が見えると、話し合いも落ち着いて進みます。

相談3:旧車を買っても、家族を困らせずに維持できる?

旧車の維持が心配という声もよく見かけます。部品が手に入りにくくなったり、思わぬ修理が出たりすることがあるからです。

トヨタやマツダの公式の案内では、補修部品の供給は車の生産終了から10年前後が目安で、それより短い部品もあるとされています。古い車ほど部品探しに時間がかかりやすいことも、家族に伝えておきたいところです。

だからこそ、旧車のお金に上限を決めておき、毎日の車は別に持つ形が安心です。超えそうな時は早めに家族に相談する、と約束しておきましょう。

よくある質問

家族に旧車の趣味を反対されています。どう話せばいいですか?

お金・場所・時間・毎日の車の4つに分けて、具体的な数字や予定を見せながら話すと伝わりやすくなります。上限を超えそうな時の相談のしかたも決めておくと、家族も安心しやすいです。

旧車を家族の毎日の車として使ってもいいですか?

使うこと自体はできます。ただ、故障や整備で動かない時の移動手段を決めておかないと、家族が困ることがあります。

2台目の任意保険は高くなりますか?

1台目が11等級以上なら、条件を満たすと2台目を7(S)等級から始められることがあります。条件は保険会社ごとに違うので確かめてみてください。

旧車にかけるお金の上限は、どう決めればいいですか?

税金や保険、車検など毎年決まってかかるお金を先に書き出し、そのうえで部品代や整備代に回せる額を家族と決めましょう。

まとめ

この記事の要点
  • 旧車趣味と家族の車がぶつかりやすいのは、お金・場所・時間・毎日の車
  • 4つの項目を、始める前に家族と話しておく
  • 2台持ちは税金・保険・駐車場が2台分。旧車は13年超で税金が重くなる
  • 2台目の任意保険は割引で7(S)等級から始められることがある
  • 毎日の車は、家族が安心して使えて手間の少ない持ち方を選ぶ
レストアガイド

レストアガイド 編集部

車・旧車・バイクのレストア(元の姿に戻す再生)について、意味や種類、作業の流れ、費用の考え方、自分でやる時の道具と注意点、ショップの選び方、車検・税金・保険などの手続き、乗り換えや手放し方までを、自分で判断できるように整理している情報サイトです。 公式サイト

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