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大事な旧車を、雨の日の通勤や買い物にまで使うのはちょっと心配。そんな時に『旧車は趣味の車にして、毎日の車を別に持とうかな』と考える方は多いですよね。
結論から言うと、旧車をセカンドカーにする2台持ちは、税金・保険・駐車場の3つのお金を先に並べてみれば、続けられるかどうかがはっきりします。
この記事では、旧車との付き合い方を3つのパターンで比べ、2台持ちのお金と保険の割引、毎日の車の持ち方まで一緒に見ていきますね。
旧車をセカンドカーにする2台持ちって、どんな形?
毎日の通勤や買い物は「毎日の車」に任せて、旧車は休日に楽しむ「趣味の車」にする形です。旧車を無理に毎日使わなくて済むので、旧車のレストアや整備にじっくり向き合えます。
セカンドカーは、ふつうは2台目の車のことを指します。この記事では、旧車を趣味のセカンドカーにして、毎日乗る車をもう1台持つ形を考えていきますね。
『毎日乗る車のほうが1台目じゃないの?』と思った方、その通りかもしれません。どちらを1台目と呼ぶかより、それぞれの役割を分けることのほうが大事なんです。
| 役割 | 毎日の車 | 趣味の車(旧車) |
|---|---|---|
| 主な使い道 | 通勤・買い物・送り迎え | 休日のドライブ・イベント |
| 大事にしたいこと | 止まらない・手間が少ない | 好きな形や音・手をかける楽しみ |
| 雨の日・雪の日 | 気にせず使う | 無理に使わない |
| 整備の考え方 | 決まった時期に点検 | 時間をかけて少しずつ直す |
旧車とレストアの基本はレストアとはで紹介しています。これから旧車を手に入れる方は、先に読んでおくと全体が見えますよ。
車を1台増やすのは大きな決断
日本自動車工業会の2025年度の調査では、今後の車の台数について「台数はそのまま」と答えた人が68%でした。1台を2台にするのは、それなりに大きな決断だと分かりますよね。
だからこそ、勢いではなく、お金と使い方を並べてから決めるのがおすすめです。
旧車との付き合い方を3つのパターンで比べよう
旧車を毎日乗る、旧車は休日だけ乗る、旧車を手放す、の3つを比べてみましょう。2台持ちは真ん中のパターンで、お金はかかりますが、旧車への負担と生活の不安の両方を減らせます。
『2台持ちにするか、1台でがんばるか』で迷うのは自然なことです。そこで、旧車とどう付き合うかを3つのパターンにして比べてみました。

| 比べる所 | 旧車を毎日乗る(1台) | 旧車は休日だけ(2台持ち) | 旧車を手放す(1台) |
|---|---|---|---|
| 税金・保険 | 旧車1台分 | 旧車と毎日の車の2台分 | 新しい車1台分 |
| 駐車場 | 1台分 | 2台分 | 1台分 |
| 旧車を使う日 | 天気に関係なく毎日 | 天気や予定で選べる | 乗らない |
| 故障した時の足 | 無くなる | 毎日の車がある | 心配が少ない |
| レストアの期間 | その間の足が無い | 毎日の車で暮らせる | レストアしない |
| 旧車の楽しみ | 毎日楽しめる | 休日にじっくり楽しめる | 無くなる |
旧車を毎日乗る:好きな車と毎日いられる
いちばんシンプルなのが、旧車1台で毎日を過ごす形です。好きな車に毎日乗れるのは、何よりの喜びですよね。
ただ、故障や車検、レストアの間は足が無くなります。家族の車を借りられるかなど、もしもの時の移動手段を決めておくと安心です。
旧車は休日だけ:趣味と生活を分ける
2台持ちにすると、旧車は天気のいい日や時間のある日を選んで乗れます。毎日の車があるので、旧車の整備に何週間かかっても暮らしは止まりません。
例えば、旧車の部品が届くのを待つ間も、毎日の車で通勤や買い物はいつもどおり。『早く直さなきゃ』という焦りが減るのは、思った以上に大きいものです。
その代わり、税金や保険、駐車場が2台分になります。このあと、具体的に見ていきますね。
旧車を手放す:手放し方も選べる
旧車を手放すと決めたら、売る・廃車にする、のほかに「一時抹消登録」で登録をいったん止める道もあります。国土交通省の案内では、車の使用を一時的にやめる時の手続きです。
東京都主税局の説明では、抹消登録をした年度の自動車税は、4月から抹消登録の月までの月割になります。もう一度乗る時は、登録をし直す手続きが必要です。
手続きは不動車・抹消した車を登録し直すで紹介しています。
売る場合は、国民生活センターの資料にあるとおり、四輪の車の売却はクーリング・オフの対象外です。査定のその場で決めず、キャンセルの条件まで確かめてから契約しましょう。
旧車の売り方は旧車・レストア車を売るで紹介しています。
- 毎日の移動に車が欠かせないか
- 旧車に毎月どれくらい乗りたいか
- 駐車場をもう1台分用意できるか
- 2台分の税金と保険を払い続けられるか
- 旧車のレストアの予定があるか
車の2台持ちでかかるお金はどれくらい?
2台持ちのお金は、税金(自動車税・軽自動車税・重量税)、保険(自賠責と任意保険)、駐車場、整備とガソリン代の4つです。旧車は13年を超えると税金が重くなるので、旧車の分を先に確かめておきましょう。
『2台にしたら、いったい年にいくら増えるの?』というのが一番気になるところですよね。ここでは公的な資料の数字をもとに見ていきます。

旧車の税金は13年を超えると重くなる
国土交通省の資料では、ガソリン車は新車の登録から13年超で、自動車税が概ね15%重くなります。軽自動車は13年を経過すると、軽自動車税が概ね20%重くなります。
| 税金の例 | ふつうの額 | 13年を超えた旧車の額 | 出典 |
|---|---|---|---|
| 自動車税(1L以下・自家用乗用) | 29,500円(令和元年9月30日以前の登録) | 33,900円 | 東京都主税局 |
| 自動車税(1.5L超〜2L以下・自家用乗用) | 39,500円(令和元年9月30日以前の登録) | 45,400円 | 東京都主税局 |
| 軽自動車税(四輪乗用・自家用) | 7,200円(平成27年3月31日以前に最初の新規検査) | 12,900円 | 大阪市 |
重量税は車検の時に納めるお金で、車の重さと年数で変わります。財務省と日本自動車工業会の資料では、1.5tまでの車の2年分が13年未満で24,600円、13年経過で34,200円、18年経過で37,800円です。
旧車の税金のくわしい仕組みは旧車の税金で紹介しています。
毎日の車の税金は車の大きさで変わる
毎日の車が新しい車なら、税金は重くなる前の額です。東京都主税局の表では、令和元年10月1日以後に登録した1L以下の自家用乗用車は25,000円、1L超〜1.5L以下は30,500円です。
大阪市の表では、平成27年4月1日以後に最初の新規検査を受けた軽自動車(四輪乗用・自家用)は10,800円です。毎日の車を軽にするか、普通車にするかで差が出るところですね。
自賠責保険も2台分
自賠責保険は車ごとに入るので、2台持ちなら2台分かかります。損害保険料率算出機構によると、自家用乗用自動車の24か月分は17,650円で、2026年11月1日以降に始まる契約から18,560円になります。
| 費目 | 旧車 | 毎日の車 |
|---|---|---|
| 自動車税・軽自動車税 | 13年超なら重くなる | 重くなる前の額 |
| 重量税(車検の時) | 13年・18年で段階的に重くなる | 年数が浅い額 |
| 自賠責保険 | 車ごとにかかる | 車ごとにかかる |
| 任意保険 | 旧車の価値の考え方に注意 | セカンドカー割引が使えるか確かめる |
| 駐車場 | 屋根付きを選ぶ人も | 家の近くが便利 |
日本自動車工業会の2025年度の調査では、乗用車を持つ世帯の平均月間維持費は9,500円でした。旧車は整備にかかるお金が人によって大きく違うので、自分の記録で見るのがいちばん確かです。
毎年かかるお金の全体は旧車の維持費でまとめています。
1年分を書き出す表を作ってみよう
数字を見ても、自分の場合にいくらになるかは分かりにくいですよね。そこで、次のような表に自分の車の数字を書き込んでみてください。
| 費目 | 旧車 | 毎日の車 | 2台の合計 |
|---|---|---|---|
| 自動車税・軽自動車税(1年) | |||
| 重量税(車検2年分の半分) | |||
| 自賠責保険(2年分の半分) | |||
| 任意保険(1年) | |||
| 駐車場(12か月分) | |||
| 整備・部品(1年の見込み) | |||
| ガソリン代(1年の見込み) |
合計を12で割ると、毎月いくら用意すればいいかが見えます。『思ったより多い…』と感じたら、毎日の車の持ち方や旧車の置き場所を見直すきっかけにしてみてください。
置き場所も2台分を考える
旧車は、雨や日差しを避けられる場所に置きたい方も多いはずです。毎日の車は出し入れしやすい場所、旧車は屋根のある場所、と分けて考えると探しやすくなります。
自宅で作業をするなら、音やにおいで近所に気を配ることも大切です。作業場所の考え方はレストアの作業場所で紹介しています。
2台目の保険は「セカンドカー割引」を確かめよう
1台目の任意保険が11等級以上なら、2台目を新しく契約する時に7(S)等級から始められることがあります。初めての契約は6等級なので、1つ上から始められる仕組みです。
『2台目の保険って、また一からなの?』と思いますよね。実は、条件を満たすと少し上の等級から始められるんです。
セカンドカー割引の仕組み
日本損害保険協会によると、任意保険を初めて契約した時は6等級から始まります。三井住友海上や損保ジャパンの案内では、1台目を11等級以上で契約している人が2台目を新しく契約する時、条件を満たすと7(S)等級になります。
日本損害保険協会は、2台目以降の割引のために、1台目の契約の有無や等級を保険会社どうしで確かめる仕組みを運営しています。複数の保険会社で同じような制度がある、ということですね。
- 1台目の保険証券で、今の等級を確かめる
- 2台目の車が自家用の車かを確かめる
- 2台目の記名被保険者を誰にするか決める
- 車の持ち主が条件の範囲に入るかを保険会社に聞く
- 見積もりで等級が7(S)になっているか確かめる
条件は保険会社ごとに確かめる
三井住友海上の案内では、2台目の記名被保険者が1台目の記名被保険者、その配偶者、同居の親族のいずれかであることなどが条件です。1台目が他の保険会社の契約でもよいとされています。
細かな条件は保険会社によって違うことがあります。旧車と毎日の車のどちらを1台目にしているかも含めて、契約中の保険会社に聞いてみてください。
旧車の保険は「価値」の考え方に注意
日本損害保険協会によると、車両保険の金額は、ふつうは同じ車種・同じ年式の車を買う時の値段を目安に決まります。協会は、同じ車種でも使い方によって値段が大きく違うことがあるとも説明しています。
旧車向けに、車両保険の金額を話し合って決める商品を扱う保険会社もあります。旧車の保険の考え方は旧車・レストア車の保険でくわしく紹介しています。
毎日の車はどう持つ?買う・リース・家族の車
毎日の車は、買う(現金・ローン)、カーリース、家族の車を使う、の3つから選べます。旧車にお金と時間を回したいなら、毎日の車は手間とお金の見通しが立つ持ち方を選ぶのがコツです。
旧車を趣味の車にするなら、毎日の車には「止まらないこと」と「手がかからないこと」を求めたいですよね。持ち方ごとに比べてみました。
| 持ち方 | よいところ | 気をつけたいところ |
|---|---|---|
| 買う(現金・ローン) | 自分の物なので自由に使える | 税金や車検をその都度手配する |
| カーリース | 税金や車検を月額にまとめる契約が多い | 原則として途中で解約できない |
| 家族の車を使う | 新しく車を増やさなくてよい | 使える日が家族しだいになる |
毎日の車を選ぶ時に見ておきたいこと
毎日の車は、家族を乗せたり長く走ったりする車です。国土交通省は、乗用車などの新車に衝突被害軽減ブレーキを義務付けていて、国産車は新型車が2021年11月、継続生産車が2025年12月からです。
旧車にはない新しい装備を、毎日の車で持っておく。そう考えると、2台の役割分担がよりはっきりしますよね。
- 乗る人数と荷物の量に合う大きさか
- 新しい安全装備が付いているか
- 税金や車検の手配を自分でするか、まとめたいか
- 何年くらい乗るつもりか
毎日の車をカーリースにするという手
国民生活センターの説明では、カーリースはリース会社が持っている車を一定の期間借りて、税金や点検整備の費用などを含めた月々の料金を払う仕組みです。車検の時のような大きな出費がなく、毎月の支払いがほぼ一定になる点が挙げられています。
一方で、原則として途中で解約できず、走行距離などの制限もあります。仕組みと注意点はカーリースの仕組みで詳しく紹介しています。
例えば、こんな分け方
例えば、こんな会話から2台持ちが始まることもあります。
「レストアが終わるまで、通勤はどうするの?」
「毎日の車を1台用意して、旧車は休日に乗ることにしようかな」
旧車のレストア中の移動手段はレストア中の足車をどうする?でも紹介しています。
旧車は休日にじっくり楽しみ、毎日の買い物や通勤は新しい車に任せる。そんな2台持ちを考えている方は、月々定額で新車に乗れるカーリースも選択肢の1つとして見てみてください。
定額カーリース(PR)
毎日乗る車は、月々定額のカーリースという選択肢も
旧車は休日の楽しみに回して、通勤や買い物の車は別に持ちたい。レストアの間の足が要る。直すより新しい車に乗り換えたい。そんな時は、税金や車検代をまとめて月々定額で新車に乗れるカーリースも比べてみてください。契約年数・月額に含まれる物・走行距離・途中でやめる時の条件は、申し込む前に公式の案内で確かめておくと安心です。
無料定額カーリースを見てみる料金・契約条件は公式サイトの最新の案内でご確認ください。
よくある相談:車の2台持ちとセカンドカーの迷い
Q&Aサイトでよく見るのは、増車か乗り換えかの迷い、2台持ちはお金に余裕がある人だけなのか、という相談です。答えは、2台分のお金を並べて、続けられるかどうかで決まります。
車の2台持ちやセカンドカーの相談は、Q&Aサイトでもよく見かけます。よくある相談を3つ選んで、答えてみますね。
相談1:今の車に加えて通勤用の中古の軽を買うか、乗り換えるか
『今の車は好きだけど、通勤には大きすぎる』という相談はとても多いです。こういう時は、今の車への思い入れがどれくらいあるかで答えが変わります。
思い入れが強ければ、増車して役割を分ける。そうでなければ、1台にまとめて乗り換える。
迷ったらレストアするか乗り換えるかの4つの軸で点数をつけてみてください。
相談2:セカンドカーを持てるのは、お金に余裕がある人だけ?
『2台持ちなんて贅沢かな』と気になる方もいますよね。ただ、2台持ちが合うかどうかは、収入の大きさより、2台分のお金を毎年払い続けられるかで決まります。
税金・保険・駐車場・車検を1年分書き出して、毎月いくらになるかを出してみてください。数字が見えると、背伸びかどうかが自分で判断できますよ。
相談3:古くなってきた車を乗り換えるか、増車するか
燃費や古さが気になってきた時も、増車か乗り換えかで迷いますよね。13年を超えると税金が重くなるので、その車を残すなら税金の上がり方も計算に入れておきましょう。
その車が「好きだから残したい車」なら増車、「ただ古くなった車」なら乗り換え。この分け方で考えると、気持ちの整理がつきやすいです。
2台持ちを始めてから、駐車場代や保険のことを考えるケースです。2台目の置き場所と保険の等級は、車を決める前に確かめておきましょう。
よくある質問
旧車をセカンドカーにすると、維持費はどれくらい増えますか?
旧車の税金・自賠責・任意保険・車検・駐車場が、毎日の車とは別にかかります。旧車は13年を超えると自動車税が概ね15%(軽自動車は概ね20%)重くなるので、その分も含めて1年分を書き出してみてください。
セカンドカー割引は誰でも使えますか?
1台目の任意保険が11等級以上で、2台目の記名被保険者や持ち主が所定の範囲に入るなどの条件があります。保険会社によって細かな条件が違うので、契約中の保険会社に確かめましょう。
車の2台持ちで、毎日の車は軽と普通車どちらがいいですか?
使い方しだいです。税金は軽のほうが低い額になりますが、乗る人数や走る道によっては普通車が合うこともあります。毎日の使い方を書き出してから選んでみてください。
毎日の車を家族の名前で保険に入れても、セカンドカー割引は使えますか?
三井住友海上の案内では、2台目の記名被保険者が1台目の記名被保険者・その配偶者・同居の親族のいずれかであれば対象になりえます。車の持ち主の条件もあるので、契約前に保険会社に確かめてください。
旧車にあまり乗らなくなったら、どうすればいいですか?
売る・廃車にするほかに、一時抹消登録で登録をいったん止める方法もあります。また乗る時は登録をし直す手続きが必要です。
まとめ
- 旧車をセカンドカーにする2台持ちは、毎日の車と趣味の車の役割を分ける形
- 旧車を毎日乗る・休日だけ乗る・手放すの3パターンで比べると選びやすい
- 2台持ちのお金は、税金・保険・駐車場・整備の4つを1年分並べる
- 2台目の任意保険は、セカンドカー割引で7(S)等級から始められることがある
- 毎日の車は、買う・カーリース・家族の車から、手間とお金の見通しで選ぶ





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