鉄道模型・ソフビ・プラモデルのレストア|コレクションを直すコツ

ソフビのレストアを紹介する記事のアイキャッチ。作業机に並んだソフビ人形と鉄道模型、手入れの道具

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押し入れから出てきた子どもの頃のソフビ人形や、箱にしまったままの鉄道模型。『色あせているけど、もう一度きれいに飾りたい』と思っている方も多いはずです。

結論から言うと、ソフビのレストアも模型の補修も、「元に戻せる作業から順に試す」のがいちばん失敗しにくい進め方です。

この記事では、汚れ落とし、欠けた部品の補修、塗装の補修の3つに分けて、どこから手を付ければいいかが分かります。

目次

コレクションのレストアは「元に戻せる順」に試す

先に結論

模型やソフビは、一度削ったり塗ったりすると元には戻せません。まずは水拭きや乾いた布での掃除など、やり直しのきく作業から始めましょう。

レストアという言葉は、辞書(デジタル大辞泉)では「元の状態に戻すこと。復元すること」と説明されています。車や家具だけでなく、大切にしてきたコレクションにも使える考え方なんです。

ただ、模型の場合は「新品のようにする」ことが、いつも正解とは限りません。当時の塗装やシールを残したいのか、遊べる状態に戻したいのかで、やることが変わってきます。

レストアの考え方そのものはレストアとは|意味と車・バイクのレストアの基本で紹介しています。

そこでレストアガイド編集部では、作業を「元に戻せるかどうか」で並べたチェック表を作ってみました。

模型やソフビの補修を、汚れ落とし・欠けた部品の補修・塗装の補修に分け、元に戻せる作業から順に並べた図解
順番作業元に戻せるか試す前に確かめること
1ほこりを払う、乾いた布で拭く戻せる取れかけた部品が無いか
2ぬるま湯と中性洗剤で洗うほぼ戻せる水に弱いシールや紙の部品が無いか
3外れた部品を付け直す接着剤によって変わるはがせる接着かどうか
4欠けた部分を埋める戻しにくい目立たない所で試したか
5色を塗り足す、塗り直す戻せない当時の塗装を残したいか

上から順に試して、満足できたらそこで止めるのがコツです。『もう少しきれいにしたい』と思った時だけ、次の段へ進んでみてください。

ソフビのレストア、汚れ落としで気をつけたいこと

ここでの結論

ソフビは柔らかい素材なので、強い薬剤や硬いブラシで傷みやすいです。まずはぬるま湯と中性洗剤、柔らかいブラシで、目立たない所から試しましょう。

古いソフビは、表面がべたついたり、ほこりが入り込んで黒ずんだりしていることがありますよね。

ここで強い洗剤や溶剤を使いたくなる気持ち、よく分かります。ただ、表面の塗装が溶けたり、素材が白っぽく変わったりすることもあるので、いきなり全体に使うのはやめておきましょう。

ソフビの汚れ落としの順番
  1. 乾いた柔らかい筆で、ほこりを払う
  2. ぬるま湯で湿らせた布で、目立たない所を拭いてみる
  3. 問題が無ければ、薄めた中性洗剤で全体を洗う
  4. 洗剤が残らないように、よくすすぐ
  5. 直射日光を避けて、風通しのよい所で乾かす

塗装が残っている部分は特に慎重に

目や口元などの細かい塗装は、ソフビの表情を決める大事なところです。こすりすぎると、塗装ごと落ちてしまうことがあります。

塗装のある部分は、筆や綿棒で汚れを浮かせる程度にとどめておくと安心です。

においやべたつきが気になる時

長くしまっていたソフビには、においやべたつきが出ていることもあります。原因は保管の環境や素材によって違うので、自己流の薬剤で無理に取ろうとしないほうが安全です。

メーカーが分かる物は、メーカーの案内や、ソフビを扱う専門店に手入れの方法を確かめてみてください。

よくある失敗

汚れが落ちないからと、目立つ正面からいきなり強い薬剤を試してしまうことです。色が抜けたり、表面が荒れたりすると元には戻せません。試す時は、足の裏や背中など見えにくい所から始めましょう。

Nゲージのレストアは「走らせる部分」と「見た目」を分ける

ここでの結論

Nゲージなどの鉄道模型は、モーターや車輪など「走らせる部分」と、車体の塗装や部品など「見た目の部分」を分けて考えます。走らせる部分の修理は、メーカーや販売店に相談できることもあります。

久しぶりに鉄道模型を出して走らせてみたら、動きがぎこちない、途中で止まる。そんな経験をした方も多いですよね。

長くしまっていた模型は、車輪やレールの汚れ、モーターまわりの油切れなどで動きが悪くなっていることがあります。

気になることまず見る所自分でできること相談したい時
走りがぎこちない車輪とレールの汚れ汚れを拭き取る拭いても直らない時
途中で止まる車輪の汚れ、通電する部分汚れを拭き、接触を確かめるモーターが怪しい時
部品が取れた取れた部品と取り付け跡部品を保管しておく部品が手に入るか知りたい時
車輪が外れる車軸のまわり無理に押し込まない構造が分からない時

電源装置の扱いには気をつける

鉄道模型を走らせる電源装置は、家のコンセントにつないで使う電気製品です。コードの傷みや、本体の割れが無いかを先に見ておきましょう。

コードが傷んでいる、焦げたようなにおいがする、そんな時は使わないでおきましょう。電源装置の中を自分で開けるのは避けて、メーカーや販売店に相談してください。

部品が手に入るか、まず問い合わせる

鉄道模型は、メーカーや販売店を通して修理や部品の相談ができる場合があります。製品名や型番が分かれば、問い合わせもしやすくなります。

すでに作られていない古い製品は、部品が手に入らないこともあります。その時は、同じ製品を楽しんでいる人の情報や、模型店に相談してみてください。

欠けた部品と塗装の補修、どこまで自分でやる?

ここでの結論

欠けた部品の補修や塗り直しは、元に戻せない作業です。「当時の姿を残したい物」と「遊んで楽しむ物」に分けて、どこまで手を入れるかを先に決めましょう。

プラモデルや模型の部品が折れていたり、塗装がはがれていたりすると、全部直したくなりますよね。

当時の姿を残したい物
  • 汚れ落としと、外れた部品の付け直しまでにとどめる
  • 塗装のはがれは、そのまま残すことも考える
  • 箱や説明書も一緒に保管しておく
遊んで楽しむ物
  • 欠けた部分を埋めて形を整える
  • 色を塗り直して見た目を仕上げる
  • 走らせる部分も手を入れて動かす

「せっかくだから、全部塗り直したいんです」
「その前に、当時の色を残したい物かどうか、一度考えてみましょう」

どちらが正しいということはありません。大事なのは、手を入れる前に決めておくことなんです。

外れた部品を付け直す時のコツ

プラモデルや模型の外れた部品は、なくさないうちに小さな袋や箱に分けて保管しておきましょう。どこに付いていたか分からなくなるのが、いちばん困るところなんです。

付け直す前に、取り付け跡の古い接着剤やほこりを、筆や綿棒で軽く落としておきます。いきなり強力な接着剤で留めると、あとでやり直したくなった時に外せなくなることもあります。

『とりあえず付いていればいい』と思いがちですが、まずは仮留めして位置を確かめるのがおすすめです。接着剤の向き不向きは素材で違うので、模型店で模型の素材を伝えて相談してみてください。

塗装をする時は換気と火気に気をつける

模型の塗装に使う塗料やうすめ液には、においの強い物や火のつきやすい物があります。窓を開けるなど換気をして、火の気の近くでは使わないようにしましょう。

塗装に使うスプレー缶について、消費者庁は「使用時は十分に換気し、噴射時間及び距離を守りましょう」と呼びかけています。廃棄の時は、自治体の指示に従ってごみに出すことも挙げられています。

塗装の前にそろえておきたい物
  • 窓を開けられる部屋か、風通しのよい場所
  • 手袋やマスクなどの保護具
  • 塗料が飛んでもいい敷き紙や箱
  • 塗る前に試す、使わない部品や目立たない場所

作業の安全の基本はレストア作業の安全|塗料・溶剤・粉じんと廃棄のルールでも紹介しています。

模型やソフビのレストアでよくある相談

この章について

模型の補修について、ネットの質問サイトでよく見かける相談を要約して、編集部の考えをお伝えします。

相談1「久しぶりに出した蒸気機関車の模型、走らせると車軸が外れる」

長くしまっていたNゲージの蒸気機関車を走らせたら、車軸のまわりが外れてしまった、という相談です。

古い模型は、部品が硬くなったり、すき間が変わったりしていることがあります。無理に押し込むと別の部品を傷めることもあるので、構造が分からない時はメーカーや模型店に相談してみてください。

「押し込めば直りそうなんですけど」
「その前に、外れた部品の写真を撮って、模型店に見てもらいましょう」

こんなふうに、写真を残してから相談すると話が早く進みますよ。

相談2「古い模型の動力部分を交換したいけど、部品の買い先が分からない」

昔買った鉄道模型の動力部分が動かなくなり、交換したい部品がどこで買えるのか分からない、という相談もよく見かけます。

まずは製品名や型番を控えて、メーカーか販売店に問い合わせてみましょう。古い製品の場合は、模型店や同じ製品を楽しんでいる人の情報が手がかりになります。

相談3「Nチビのレストアを調べたら、模型ではなくバイクの話ばかり」

「Nチビ」で調べると、模型ではなく、小さな原付のレーサーレプリカ型バイクの愛称として出てくることが多いんです。Nチビのレストアは、原付バイクのレストアの話になります。

バイクのほうを直したい方は、原付・50ccバイクのレストア|カブやモンキーで始める人へを読んでみてください。

相談する前に控えておくこと
  • 製品名や型番、箱に書かれた情報を控える
  • 気になる所の写真を、全体と近くで撮る
  • いつ頃から動きが悪くなったかをメモする
  • 自分で試したことを書き出しておく

直したコレクションを長く楽しむ保管のしかた

ここでの結論

直した後は、日光、湿気、ほこりを避けて保管するのが基本です。手入れの記録を残しておくと、次に直す時の手がかりになります。

せっかくきれいにしたコレクション、できるだけ長くそのままにしておきたいですよね。

直した模型やソフビを長く楽しむために、日光・湿気・ほこりを避ける保管のしかたをまとめた図解
気をつけること起こりうること対策の例
日光色あせ、素材の傷み直射日光の当たらない棚に置く
湿気カビ、金属部分の錆風通しのよい所に置く
ほこり黒ずみ、動きの悪さケースに入れる、こまめに払う
重ね置き色移り、変形ソフビ同士をくっつけて置かない

どんな手入れをしたか、写真とメモで残しておくと、あとで見返した時に役立ちます。レストアを長く楽しむコツはレストアを趣味にする|始め方と長く楽しむコツでも紹介しています。

身近な物の直し方は、家具・道具のレストア|木製家具やヘルメット・看板を直す基本や腕時計・G-SHOCKのレストア|自分でできる範囲と頼む時の考え方もあわせて読んでみてください。

模型の次は、車のレストアも気になる方へ

小さな模型を直していると、いつか本物の古い車も直してみたい、と思う方もいますよね。車のレストアを考えている方は、古い車は休日の楽しみに回して、毎日の買い物や通勤の車は別に持つという分け方もあります。

『趣味の車と家族の車、両方そろえるのは大変そう…』という方には、月々定額で新車に乗れるカーリースという選び方もあります。

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毎日乗る車は、月々定額のカーリースという選択肢も

旧車は休日の楽しみに回して、通勤や買い物の車は別に持ちたい。レストアの間の足が要る。直すより新しい車に乗り換えたい。そんな時は、税金や車検代をまとめて月々定額で新車に乗れるカーリースも比べてみてください。契約年数・月額に含まれる物・走行距離・途中でやめる時の条件は、申し込む前に公式の案内で確かめておくと安心です。

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料金・契約条件は公式サイトの最新の案内でご確認ください。

よくある質問

ソフビのレストアは、何から始めればいいですか?

まずは乾いた筆でほこりを払い、ぬるま湯で湿らせた布で目立たない所を拭いてみるのがおすすめです。強い薬剤は塗装や素材を傷めることがあるので、いきなり全体には使わないようにしましょう。

Nゲージのレストアで、動きが悪い時はどこを見ればいいですか?

まずは車輪とレールの汚れを確かめてみてください。拭いても直らない時や、モーターが怪しい時は、メーカーや販売店に相談しましょう。

鉄道模型の電源装置が古いのですが、使っても大丈夫ですか?

コードの傷みや本体の割れが無いかを先に見ておきましょう。傷みや焦げたようなにおいがある時は使わず、中を開けずにメーカーや販売店に相談してください。

プラモデルの塗り直しは、部屋の中でしてもいいですか?

塗料やうすめ液には、においの強い物や火のつきやすい物があります。窓を開けるなど換気をして、火の気の近くでは使わないようにしましょう。

まとめ

この記事の要点
  • 模型やソフビのレストアは、元に戻せる作業から順に試す
  • ソフビの汚れ落としは、ぬるま湯と中性洗剤で目立たない所から
  • Nゲージは走らせる部分と見た目を分け、修理はメーカーや販売店にも相談できる
  • 電源装置は中を開けず、傷みがあれば使わない
  • 塗装は換気と火気に気をつけ、直した後は日光と湿気を避けて保管する
レストアガイド

レストアガイド 編集部

車・旧車・バイクのレストア(元の姿に戻す再生)について、意味や種類、作業の流れ、費用の考え方、自分でやる時の道具と注意点、ショップの選び方、車検・税金・保険などの手続き、乗り換えや手放し方までを、自分で判断できるように整理している情報サイトです。 公式サイト

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