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ショップにレストアを頼もうと思った時、『いったいどのくらいで戻ってくるの?』というのが一番気になりますよね。
結論から言うと、レストアの期間は「どこまで直すか」「ばらしてみた時の傷み」「部品がすぐ手に入るか」の3つで大きく変わります。一律の目安や公的な統計は無いので、自分の車ではどれが効いてくるかを知っておくのが近道です。
この記事を読めば、期間が長引く理由と、少しでも見通しを立てやすくするための準備が分かります。
レストアの期間は何で決まる?
レストアの期間を決めるのは、作業の量だけではありません。部品を待つ時間や、塗装などを別の工場に頼む時間も含まれます。
レストアの期間というと、職人さんが手を動かしている時間を思い浮かべる方も多いはずです。でも実は、待っている時間のほうが長くなることもあるんです。
期間に関わることを、ざっと表にしてみました。
| 期間に関わること | 短くなりやすい時 | 長くなりやすい時 |
|---|---|---|
| 直す範囲 | 気になる所だけ直す | 全部ばらして直す |
| 車の状態 | 普段から乗っていて傷みが少ない | 長く眠っていて、錆や固着が多い |
| 部品 | 純正や復刻の部品がすぐ手に入る | 生産が終わり、探すか作り直す |
| 外注 | 1つの工場で作業が完結する | 塗装やめっきなどを別の工場に頼む |
| オーナーの判断 | 追加の作業をすぐ決められる | 決めるまでに時間がかかる |
最後の「オーナーの判断」は意外と見落とされがちです。追加の作業の相談に、返事をするまでの間も作業は止まってしまうんですね。
レストアそのものの考え方は、レストアとはで紹介しています。
見通しを聞く時の言い方
ショップに期間を聞く時、「何か月かかりますか」とだけ聞くと、答えにくそうにされることがあります。ばらす前の段階では、ショップにも読み切れないからなんです。
そんな時は、聞き方を少し変えてみてください。
「診断が終わるのはいつ頃になりそうですか」
「部品待ちになりそうな所はありますか」
区切りごとに聞いていくと、答えも具体的になります。最初から最後までの期間を一度に決めようとしないのがコツです。
部分・セミ・フルで期間はどう違う?
直す範囲が広がると作業の量が増えるだけでなく、部品待ちや外注の数も増えます。そのぶん、期間の読みにくさも大きくなります。
レストアは、どこまでばらすかで「部分」「セミ」「フル」の3段階に分けると考えやすくなります。期間の長さと、長引く原因、その対策を並べてみました。
| 段階 | 作業の中身 | 期間の傾向 | 長引きやすい原因 | 先にできる対策 |
|---|---|---|---|---|
| 部分レストア | 錆やへこみ、塗装など気になる所だけ | 短め | 直す所の周りに別の傷みが見つかる | 範囲を広げる時の決め方を話しておく |
| セミレストア | 外装の塗装と機関の整備など主な部分 | 中くらい | 部品待ち、塗装の順番待ち | 必要な部品を早めに洗い出す |
| フルレストア | 骨格だけになるまでばらして全部直す | 長め | 部品待ち、外注、追加の作業が重なる | 段階ごとに区切って進み具合を確かめる |

ここでの「短め」「長め」は、比べた時の目安です。同じフルレストアでも、車の状態とショップによって、期間はかなり違ってきます。
自分でやる場合はさらに幅が出る
自分でレストアする場合は、作業に使える時間がそのまま期間になります。週末だけ作業する方なら、ショップに頼むより長くかかるのは自然なことです。
『早く乗りたい』という気持ちと、『じっくり楽しみたい』という気持ち、どちらを大事にするかで、選ぶ段階も変わってきますよ。
段階ごとの違いはフルレストアとはで、工程の流れは車のレストアの流れで詳しく紹介しています。
場面ごとに考えてみる
同じ「レストア」でも、場面によって期間の考え方は変わります。
- 普段乗っている車のフェンダーの錆だけを直したい時は、部分レストアで、車を預ける期間も短めに収まりやすい
- 走れるけれど塗装があせてエンジンの調子も落ちた車なら、セミレストアで、部品と塗装の順番待ちが期間を左右する
- ガレージで長く眠っていた車を全部直したい時は、フルレストアで、診断が終わるまで期間は読みにくい
自分の車がどれに近いかを考えておくと、ショップの話も聞きやすくなりますよ。
期間が長引くのはどんな時?4つの理由と対策
ばらしてから見つかった傷みに、部品待ちと外注の順番待ちが重なるパターンです。1つ1つは小さな遅れでも、重なると期間は大きく延びます。
レストアの期間が延びる理由は、だいたい次の4つに分けられます。
1 ばらしてから追加の作業が見つかる
古い車は、ばらしてみて初めて分かる傷みがあります。床の裏の錆や、外から見えない配線の傷みなどです。
メーカーが公式に行っているレストアサービスでも同じです。
マツダの案内には、分解してメニューの対象外の傷みや問題が見つかった場合は連絡する、という趣旨が書かれています。ホンダの案内にも、車両の状態によっては追加の部品代や作業の費用がかかる場合がある、とあります。
こうした追加は、期間にも響いてきます。
2 部品を待つ時間
古い車ほど、純正の部品が手に入りにくくなりやすいです。トヨタやマツダの公式な案内では、補修用の部品の供給は、車の生産が終わってからおおむね10年ほどが目安とされています。
それを過ぎた車は、中古の部品を探したり、作り直したりする時間がかかることがあります。一方で、メーカーが古い車の部品を復刻して売る取り組みもあるので、対象の車なら探す手間が減ることもあります。
3 外注の順番待ち
塗装、めっき、内装の張り替えなどは、専門の工場に頼むことがあります。外注先が混んでいれば、その間は作業が進みません。
外注に出すと、運ぶ時間や、戻ってきてからの確認の時間もかかります。どの作業を外に出すのかを最初に聞いておくと、待ちが出そうな所が分かります。
4 決める・払うのに時間がかかる
追加の作業の相談に、すぐ返事ができない時もありますよね。予算の都合で一度止める判断をすることもあります。
止めること自体は悪いことではありません。ただ、止める時は「どこまで終わったか」「再開する時に何が要るか」をショップと書き残しておくと、再開がスムーズです。
- 見積もりの時に、追加が出た時の連絡と決め方を話しておく
- 手に入りにくい部品がないか、早めにショップと洗い出す
- 外注に出す作業があるか、どこに頼むかを聞いておく
- 進み具合を写真で教えてもらう約束をしておく
- 予算の上限と、超えそうな時の優先順位を決めておく

長い間、車の手続きや保険はどうする?
レストアが長くなりそうな時は、車検や税、保険をどうするかも考えておくと安心です。抹消するかどうかで、かかるものが変わります。
レストアの期間が長くなると、その間に車検の期限が切れることもあります。車検が切れた車は、そのまま公道を走らせることはできません。
『しばらく乗らないなら、手続きでどうにかできないの?』と思う方もいるはずです。登録している車なら、一時抹消登録という方法があります。
道路運送車両法では、車を運行に使うのをやめた時に、一時抹消登録の申請ができるとされています。抹消するかどうかで、関わってくる手続きをまとめました。
| 項目 | 登録したまま預ける | 一時抹消登録をする |
|---|---|---|
| 自動車税 | 毎年4月1日時点の所有者にかかる | 東京都主税局の説明では、年度の途中で抹消すると、4月から抹消の月までの月数で課税される |
| 自賠責保険 | 車検に合わせて続ける | 抹消のあと、保険会社の窓口で解約の手続きができる。残りが1か月未満なら戻りは無い |
| 任意保険 | 続けるか、補償を見直す | 日本損害保険協会の案内にある中断の手続きで、等級を引き継げる場合がある |
| 乗り出す時 | 車検が残っていればそのまま | 中古新規登録と新規検査が必要 |
任意保険の中断は、日本損害保険協会の説明では、一般的に解約日から13か月以内などの期限があります。保険会社によって条件が違うので、契約している会社に確かめてみてください。
再び乗り出す時の手続きは、不動車・抹消した車を登録し直すで紹介しています。
レストアの間の足をどうする?
期間が長くなるほど、毎日の通勤や買い物をどうするかが悩ましくなります。家族の送り迎えがある方ならなおさらですよね。
旧車は仕上がるまでじっくり待って、毎日の足は別の車に任せるという考え方もあります。月々定額で新車に乗れるカーリースも、そのひとつの選び方です。
詳しくはレストア中の足車をどうする?で比べています。
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毎日乗る車は、月々定額のカーリースという選択肢も
旧車は休日の楽しみに回して、通勤や買い物の車は別に持ちたい。レストアの間の足が要る。直すより新しい車に乗り換えたい。そんな時は、税金や車検代をまとめて月々定額で新車に乗れるカーリースも比べてみてください。契約年数・月額に含まれる物・走行距離・途中でやめる時の条件は、申し込む前に公式の案内で確かめておくと安心です。
無料定額カーリースを見てみる料金・契約条件は公式サイトの最新の案内でご確認ください。
レストアの期間についてよくある相談
レストアの期間について、ネットの質問サイトでよく見かける相談を、内容を要約して紹介します。
相談1「バイク屋さんに頼んだら、何年もかかっている」
古いバイクのレストアを頼んだところ、キャブレターのオーバーホールなどを含めて、何年もかかっているという相談です。
まずは、今どの作業をしていて、何を待っているのかを聞いてみてください。部品待ちなのか、外注の順番待ちなのかで、こちらにできることが変わります。
「今どこまで進んでいて、次は何を待っていますか」と聞くだけでも、見通しはかなり立てやすくなりますよ。
相談2「長く乗っていない車を、乗れるようにしたい」
何年も乗っていなかった車を、レストアしてもう一度乗れるようにしたい、という相談です。期間や費用がどのくらいかかるのか不安、という声が多く見られます。
長く眠っていた車は、ばらしてみるまで傷みが読めないので、期間も読みにくくなります。まずは診断をしてもらい、直す所の一覧ができてから見通しを聞くのがおすすめです。
眠っていた車の扱いは、不動車のレストアで詳しく紹介しています。
相談3「趣味の車とは別に、足の車を持つべき?」
スポーツカーや古い車に乗っている人は2台持ちが多いと聞くけれど、足の車には何がいいか、という相談です。
レストアの期間が長くなりそうなら、足の車をどうするかは先に決めておくと気持ちが楽になります。買う、借りる、家族の車を使うなど、選び方はいろいろあります。
よくある質問
レストアの期間の目安はどのくらいですか?
一律の目安や公的な統計はありません。直す範囲、車の状態、部品の手に入りやすさ、外注の有無で大きく変わるので、診断のあとにショップに見通しを聞いてみてください。
フルレストアは部分レストアよりどのくらい長くかかりますか?
フルレストアは全部ばらして直すため、作業の量に加えて、部品待ちや外注も増えやすく、長くなりやすいです。どれくらい違うかは車とショップによって変わります。
レストアの期間を短くする方法はありますか?
追加が出た時の決め方を先に決めておく、手に入りにくい部品を早めに洗い出す、といった準備で、待ち時間を減らしやすくなります。急ぐ時は、範囲を絞って部分レストアから始める方法もあります。
レストアの間に車検が切れたらどうなりますか?
車検が切れた車は、そのまま公道を走らせることはできません。検査を受けに行く時は、仮ナンバー(臨時運行許可)を受ける方法があります。
自分でレストアすると、期間はどう考えればいいですか?
自分でやる場合は、作業に使える時間がそのまま期間になります。週末だけなら長くなるのは自然なので、部分ごとに区切って、終わった所を記録しながら進めてみてください。
まとめ
- レストアの期間は、直す範囲、車の状態、部品、外注、オーナーの判断で決まる
- 部分・セミ・フルの順に、作業も待ち時間も増えやすい
- 期間が長引くのは、追加の作業、部品待ち、外注の順番待ちが重なる時
- 長くなりそうなら、一時抹消登録や保険の中断も考えておく
- 毎日の足をどうするかも、早めに決めておくと安心





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