バイクレストアの工具|最初にそろえる物と後から買う物

バイクレストアの工具を最初にそろえる物と後から買う物に分けて紹介する記事のアイキャッチ。作業台の工具と古いバイク

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バイクのレストアを始めようと思って工具売り場に行くと、種類が多すぎて迷いますよね。『全部そろえないと始められないの?』と不安になる方も多いはずです。

結論から言うと、バイクレストアの工具は「最初の1セット」「あると作業が早い物」「外注で済ませる作業」の3段に分けて考えると、無駄な買い物をせずに済みます。

この記事では、3段に分けた買い物リストと、工具をそろえる時のコツを紹介します。

目次

バイクレストアの工具は3段に分けてそろえよう

先に結論

最初に買うのは、分解と組み立てに毎回使う手工具と、部品の仕分け道具、保護具だけで十分です。専用工具や大きな機械は、その作業が来た時に買うか、作業ごとお店に頼みましょう。

『せっかくだから、最初にいい工具をまとめて買おう』と思いがちですよね。でも、レストアを進めてみないと、自分のバイクに何が要るかは分からないんです。

レストアガイド編集部では、バイクレストアの工具や道具を、買う時期で次のように分けて考えるのをおすすめしています。

段中身買う時期
最初の1セット手工具、仕分けの道具、保護具、スタンドレストアを始める前
あると作業が早い物計測の道具、錆落としの道具、固着対策の道具その作業が来た時
外注で済ませる作業内燃機加工、めっき、本格的な塗装、溶接工具を買わずにお店に頼む
バイクレストアの工具を、最初の1セット・あると作業が早い物・外注で済ませる作業の3段に分けた買い物リストの図解

車も含めたレストアの工具全体の考え方は、レストアの工具・道具|そろえる順番と選び方で紹介しています。

最初の1セットはこれだけでいい

ここでの結論

最初の1セットは、メガネレンチ、ソケットレンチ、ドライバー、プライヤー、六角レンチの手工具に、仕分けの道具と保護具を足せば十分です。どれも、バイクのレストアで毎回のように使う物です。

バイクのレストアで出番が多いのは、外装や足回りのボルトを外す手工具です。まずは、この基本のセットから始めてみましょう。

最初の1セットの買い物リスト
  • メガネレンチ(バイクでよく使うサイズを中心に)
  • ソケットレンチとソケット
  • ドライバー(バイクのねじに合う大きさ)
  • プライヤーとラジオペンチ
  • 六角レンチ
  • 部品を仕分けるトレーと小袋、ペン
  • 作業用の手袋と保護メガネ
  • バイクを立たせておくスタンド

工具は「サイズが合うこと」がいちばん大事

古いバイクのボルトは、錆びていたり、角が丸くなりかけていたりすることがあります。サイズが少しでも合わない工具を使うと、ねじ山や頭をなめてしまうんです。

特にドライバーは、ねじの溝にぴったり合う物を選びましょう。古いバイクのねじは柔らかいことがあり、合わないドライバーで回すと溝がつぶれやすいですよ。

「このねじ、回そうとしたら溝がつぶれちゃった…」
「次からは、溝に合う大きさのドライバーで、押しながら回してみよう」

こんな失敗は、初心者の方ほどやりがちです。工具を買う時は、本数より「合うサイズがそろっているか」を見てみてください。

保護具も工具の一部と考える

レストアでは、錆や汚れ、溶剤に触れる場面がたくさんあります。手袋と保護メガネは、最初の1セットに入れておきましょう。

消費者庁は、スプレー缶を使う時は十分に換気し、火気のある場所の近くで使わないよう呼びかけています。パーツクリーナーや塗料のスプレーも、風通しの良い所で使いましょう。

照明と置き場所も道具のうち

意外と見落としがちなのが、手元を照らす明かりです。エンジンの奥やフレームの裏側は暗く、ボルトの頭が見えにくいんですよね。

手に持つライトや、置いて使える作業灯が一つあるだけで、作業のしやすさがかなり変わります。工具を並べておく作業台や、外した部品を置くトレーも、早めに用意しておきましょう。

あると助かる物役に立つ場面
作業灯・ハンドライトエンジンの奥やフレームの裏を見る
作業台外した部品を手入れする
工具箱・工具を掛ける板工具を探す時間を減らす
床に敷くマット落としたボルトを見つけやすくする

あると作業が早い工具・道具

ここでの結論

作業が進んでくると、計測の道具、錆落としの道具、固着したボルトの対策道具があると、ぐっと楽になります。これらは、その作業が来た時に買えば十分です。

『この工具、いつ買えばいいの?』と迷いますよね。目安は「その作業が来た時」です。先に買っても、使わずにしまい込むことが多いんです。

道具使う場面買う目安
トルクレンチブレーキやホイールまわりのボルトを決められた強さで締める組み立てに入る時
テスター電装の配線やスイッチが通じているかを調べるライトやウインカーが点かない時
ノギス部品の寸法を測る、部品を探す時に寸法を伝える部品の手配を始める時
浸透潤滑剤錆びて固まったボルトを外しやすくする分解を始める時
ワイヤーブラシ・研磨の道具部品の錆や汚れを落とす洗浄・錆落としの時
パーツクリーナー部品の油汚れを落とす洗浄の時
叩いて回すインパクトドライバー固着したねじを緩めるねじが回らない時
スプリングフックスタンドなどのバネを付け外しするスタンドまわりの作業の時
バイクのレストアで使うメガネレンチ・ソケット・トルクレンチ・ノギス・テスターなどの工具を作業台に並べた写真

固着したボルトは道具を順番に使う

古いバイクのレストアでいちばん出番が多いのが、固着したボルトへの対策です。いきなり力まかせに回さず、道具を順番に使ってみてください。

固着したボルトを外す順番の例
  1. 浸透潤滑剤を吹き付けて、しばらくなじませる
  2. サイズの合うメガネレンチやソケットで、まっすぐ力をかける
  3. ねじなら、叩いて回すインパクトドライバーを試す
  4. それでも外れない時は、無理をせずお店に相談する

ボルトを折ってしまうと、取り出すのに手間も費用もかかります。焦らず、時間を置くのも大事な道具の使い方ですよ。

専用工具は「借りる」「頼む」も選べる

エンジンの分解やフロントフォークの作業には、その車種や部品専用の工具が要ることがあります。めったに使わない専用工具を全部そろえると、物も場所もかさみますよね。

そういう作業は、専用工具を持っているお店に頼むのも一つの方法です。どこまで自分でやるかは、バイクレストアを自分でやる|初心者の始め方と注意点も参考にしてみてください。

工具は手入れすると長く使える

使った工具は、油汚れを拭き取ってからしまいましょう。湿気の多い場所に置くと、工具そのものが錆びてしまうこともあります。

工具を買わずに外注で済ませる作業

ここでの結論

内燃機加工、めっき、本格的な塗装、溶接は、工具や設備をそろえるより、専門の業者に頼んだほうが仕上がりも安全面も安心です。自分でやる範囲と頼む範囲を分けておくと、工具の買いすぎも防げます。

『全部自分でやってこそレストア』と思う方もいますよね。でも、設備の要る作業まで自分でそろえようとすると、工具より場所と安全の問題が大きくなるんです。

作業外注をすすめる理由頼む先の例
シリンダーなどの内燃機加工精密な加工の機械が要る内燃機加工の専門業者、バイク店
めっきの再加工薬品と設備を扱う作業めっきの専門業者
タンクやフレームの本格的な塗装塗装の設備と、換気のできる場所が要る塗装の専門業者
溶接火花や煙が出て、技術と保護具が要る板金や溶接ができる工場

溶接やサンダーでの研磨では、煙や粉じんが出ます。家の近くで作業すると、近所への気配りも必要になりますよね。

エンジンの内部を頼む時の考え方は、バイクのエンジンオーバーホール|レストアで見る所と頼み方で紹介しています。

よくある失敗

「いつか使うかも」と大きな機械を先に買って、置き場所に困るケースです。設備の要る作業は、まず1回お店に頼んでみて、自分でやりたいと思ったら道具をそろえる順番にしてみてください。

作業の流れの中で、どこで何の工具を使うかはバイクレストアの手順|分解から組み立てまでの流れで段階ごとに紹介しています。

バイクレストアの工具でよくある相談

この章について

バイクレストアの工具や道具について、ネットの質問サイトでよく見かける相談を、内容を要約して紹介します。

相談1「動画を見てレストアしたくなった。初心者は何をそろえればいい?」

バイクのレストア動画を見て、自分でもやってみたくなったという相談です。閲覧数が多く、同じきっかけで始めたい人が多いことが分かります。

動画では専用工具や大きな機械が出てくることもありますが、最初から全部は要りません。まずは最初の1セットをそろえて、動くバイクの清掃や消耗品の交換から始めてみてください。

相談2「欲しい工具が高くて、まだ買えない」

レストアのために工具をそろえたいけれど、欲しい工具が高くてまだ買えないという相談です。

最初は、よく使うサイズだけを良い物にして、出番の少ない物は手ごろな物で済ませる、という分け方もあります。ボルトを回すたびに使うメガネレンチやドライバーは、サイズが合って手になじむ物を選ぶと、ねじをなめる失敗を防げますよ。

相談3「サイドスタンドのバネが外しにくい」

サイドスタンドなどのバネが、手では外しにくいという相談です。

バネの付け外しには、先がフックになったスプリングフックのような道具を使うと楽になります。バネは勢いよく外れることがあるので、保護メガネを着けて、手を挟まないように作業しましょう。

相談4「レストアまではしないけど、古いバイクをきれいにしたい」

本格的なレストアではなく、少し古いバイクの見た目をきれいにしたいという相談です。

それなら、洗車の道具、パーツクリーナー、柔らかいブラシ、錆落としの研磨の道具があれば十分始められます。めっき部品やエンジンの外側を磨くだけでも、見違えることがありますよ。

『それだけで変わるの?』と思うかもしれません。実は、汚れを落とすだけで、錆や傷みの場所もはっきり見えてくるんです。

工具をそろえる間の、毎日の足

工具をそろえて、少しずつ作業を進めると、バイクが走れない期間が長くなることもあります。通勤や買い物でバイクを使っていた人は、その間の足も考えておきたいですよね。

レストアしたバイクは休日の楽しみに回して、毎日の移動は車に任せるという分け方もあります。月々定額で新車に乗れるカーリースなら、まとまった頭金を用意せずに毎日の車を持つという選択肢もありますよ。

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毎日乗る車は、月々定額のカーリースという選択肢も

旧車は休日の楽しみに回して、通勤や買い物の車は別に持ちたい。レストアの間の足が要る。直すより新しい車に乗り換えたい。そんな時は、税金や車検代をまとめて月々定額で新車に乗れるカーリースも比べてみてください。契約年数・月額に含まれる物・走行距離・途中でやめる時の条件は、申し込む前に公式の案内で確かめておくと安心です。

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料金・契約条件は公式サイトの最新の案内でご確認ください。

よくある質問

バイクレストアの工具は最初に何を買えばいいですか?

メガネレンチ、ソケットレンチ、ドライバー、プライヤー、六角レンチの手工具に、部品の仕分け道具と保護具、スタンドを足せば始められます。ほかの工具は、その作業が来た時に買えば十分です。

高い工具を買ったほうがいいですか?

すべてを高い工具にする必要はありません。毎回使うレンチやドライバーは、サイズが合って手になじむ物を選び、出番の少ない物は作業が来てから考えるのがおすすめです。

トルクレンチは要りますか?

ブレーキやホイールまわりなど、締め付けの強さが決められているボルトを締める時にあると安心です。組み立てに入る前にそろえておきましょう。

車のレストアと同じ工具で足りますか?

基本の手工具は共通する物が多いです。ただ、バイクは車より小さなボルトやねじが多く、車種専用の工具が要る作業もあります。手持ちの工具で足りない物を、作業に合わせて足していきましょう。

自分でできない作業はどうすればいいですか?

内燃機加工、めっき、本格的な塗装、溶接などは、専門の業者やバイク店に頼む方法があります。工具を買う前に、外注で済ませるかを考えてみてください。

まとめ

この記事の要点
  • バイクレストアの工具は「最初の1セット」「あると作業が早い物」「外注で済ませる作業」の3段で考える
  • 最初の1セットは、基本の手工具と仕分けの道具、保護具、スタンド
  • 工具は本数より、サイズが合うことを大事にする
  • 計測や固着対策の道具は、その作業が来た時に買う
  • 設備の要る作業は、工具を買わずに外注する選択肢もある
レストアガイド

レストアガイド 編集部

車・旧車・バイクのレストア(元の姿に戻す再生)について、意味や種類、作業の流れ、費用の考え方、自分でやる時の道具と注意点、ショップの選び方、車検・税金・保険などの手続き、乗り換えや手放し方までを、自分で判断できるように整理している情報サイトです。 公式サイト

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