レストアしやすいバイクの選び方|初めての1台を決めるポイント

レストアしやすいバイクの選び方を紹介する記事のアイキャッチ。ガレージに並んだ2台の古いバイク

当サイトの記事は編集部が法令・国土交通省などの公的機関、業界団体やメーカーの公開情報を調べて独自に執筆しています。記事内に定額カーリースのサービスへの案内(広告)を含みます。

バイクのレストアに挑戦したいけれど、『どのバイクなら初心者でも直せるんだろう』と迷っていませんか。せっかく手に入れても、途中で手が止まってしまうのは避けたいですよね。

結論から言うと、レストアしやすいバイクは「部品の出やすさ」「作りの簡単さ」「作業場所」「登録のしやすさ」の4つの軸で選ぶと失敗しにくくなります。車種名だけで決めず、自分の環境に合うかで選ぶのがコツなんです。

この記事を読めば、4つの軸で候補に点数をつける方法と、初めての1台で気をつけたいことが分かります。

目次

レストアしやすいバイクは4つの軸で選ぶ

先に結論

レストアしやすいかどうかは、バイクそのものの作りだけでは決まりません。部品が手に入るか、作りが分かりやすいか、自分の作業場所で扱えるか、手続きで困らないかの4つで考えましょう。

『人気の車種なら、レストアもしやすいはず』と思いがちですよね。でも、人気があっても部品が手に入りにくかったり、大きすぎて自宅で扱いにくかったりすることもあるんです。

レストアガイド編集部では、レストアしやすいバイクを、次のような軸で考えるのをおすすめしています。

軸見る所レストアしやすいサイン
部品の出やすさ純正部品の供給、中古品や再生品の多さメーカーの再販がある、同じ車種に乗る人が多い
作りの簡単さ気筒数、冷やし方、カウルの有無単気筒や空冷で、外装が少ない
作業場所車体の大きさと重さ自分の作業場所で取り回せる
登録のしやすさ書類の有無、排気量の区分書類がそろっていて、手続きの窓口が分かる
レストアしやすいバイクを、部品の出やすさ・作りの簡単さ・作業場所・登録のしやすさの4つの軸で選ぶことを示した図解

部品の出やすさは「調べてから」

古いバイクは、メーカーの部品の供給が終わっていることがあります。ただ、メーカーが純正部品を再び売っている例もあるんです。

ホンダの二輪の「Honda Heritage Parts」では、CB750F、DREAM CB750FOUR、NSR250R、VFR750R(RC30)を対象に、一部の純正部品を再販売しています。注文や交換は、Honda二輪車正規取扱店へ、と案内されています。

ほかの車種も、部品の手に入りやすさは年式や部品ごとに違います。候補が決まったら、交換しそうな部品が手に入るかを先に調べておきましょう。

4つの軸で点数をつけてみよう

ここでの結論

候補のバイクを、4つの軸それぞれ3点満点でつけてみましょう。合計点が高いほど、初めての1台として進めやすいバイクです。点数は、車種そのものより「その1台の状態」と「自分の環境」でつけるのがポイントです。

『結局、どれを選べばいいの?』と迷った時は、候補を表に並べて点数をつけると決めやすくなります。

バイクのタイプ別に点数をつけた例

次の表は、よくあるバイクのタイプに、一般的な傾向で点数をつけた例です。実際には、その1台の状態と自分の作業場所でつけ直してみてください。

タイプの例部品の出やすさ作りの簡単さ作業場所登録のしやすさ合計
原付や小さな排気量の単気筒333312
空冷の中型ネイキッド22228
カウル付きの水冷スポーツ21227
大きな排気量の旧車21115

表の点数は、レストアガイド編集部が一般的な傾向でつけた目安です。メーカーの部品再販の対象になっている車種なら、部品の出やすさの点は上がりますよね。

点数のつけ方の目安

点数をつける時の目安
  • 部品:交換しそうな部品が新品か再販で手に入るなら3点
  • 作り:単気筒や空冷で、外装が少なければ3点
  • 作業場所:自分の作業場所で押して動かせるなら3点
  • 登録:書類がそろっていて、廃車済みでなければ3点
  • どれかに不安があれば2点、大きな不安があれば1点にする

例えば、同じ車種でも、書類が無い1台は登録の点が下がります。反対に、大きなバイクでも、広いガレージがある人なら作業場所の点は上がるんです。

小さな排気量から始めたい人は、原付・50ccバイクのレストア|カブやモンキーで始める人へも参考にしてみてください。

初めての1台で気をつけたいこと

ここでの結論

初めての1台は、エンジンがかかるか、書類がそろっているか、錆や欠品が少ないかを優先して選びましょう。値段の安さだけで選ぶと、直す範囲が広がって途中で止まりやすくなります。

レストア用のバイクは、販売ページで「レストアベース」と書かれていることがあります。動かない物や書類が無い物も含まれるので、何を見るかが大事なんです。

見る所進めやすい状態苦労しやすい状態
エンジンかかる、またはキックやセルで回る回らない、固まっている
書類届出や登録の書類がある書類が無い、名義が分からない
錆と欠品表面の錆だけで、部品がそろっている穴の空いた錆、外装や部品が何点も無い
タンクの中錆が少ない錆が広がっている
初めてレストアするバイクを選ぶ時に見る、エンジン・書類・錆と欠品・タンクの中・部品の5つの点を示した図解

ベース車の見方は、レストアベースとは|ベース車の選び方と見るポイントでくわしく紹介しています。

買う前に売り手に聞いておきたいこと

写真だけでは、エンジンの状態や書類の有無は分かりにくいですよね。気になる1台が見つかったら、買う前に売り手に聞いてみましょう。

「エンジンは最後にいつかかりましたか?」
「書類はそろっていますか。廃車済みですか?」

この2つを聞くだけでも、エンジンの状態と登録の点数がかなりつけやすくなります。答えがあいまいな時は、実物を見に行ってから決めるのがおすすめです。

排気量で手続きの窓口が変わる

国土交通省の自動車検査登録総合ポータルや各運輸局の案内では、原付(125cc以下)の窓口は市区町村です。軽二輪(125ccを超え250cc以下)と小型二輪(250ccを超える)は、運輸支局等が窓口になります。250ccを超える小型二輪には車検もあります。

『書類が無いけど、安いから買ってみようかな』と思った時は、少し立ち止まってみてください。直した後の手続きで、思った以上に苦労することがあるんです。

よくある失敗

見た目のかっこよさと安さだけで選んで、書類が無く、部品も手に入らない1台を買ってしまうケースです。初めての1台は、4つの軸の点数が低い所が無いかを見てから決めましょう。

レストアしやすい車を選ぶ時も考え方は同じ

ここでの結論

レストアしやすい車を選ぶ時も、部品の出やすさ、作りの分かりやすさ、作業場所、登録のしやすさの4つで考えられます。車はバイクより大きいぶん、作業場所の軸がより大事になります。

バイクのレストアに慣れてきて、車にも挑戦してみたいという方もいますよね。車も、メーカーが旧車の部品を再び売っている例があります。

トヨタの「GRヘリテージパーツ」は、生産が終わった補給部品を復刻して再販売する取り組みです。対象は、トヨタ2000GT、A70スープラ、A80スープラ、AE86、ランドクルーザー40・60・70・80です。マツダの「CLASSIC MAZDA」は、NAロードスターのレストアサービスや復刻部品の情報提供を行っています。

ほかにも、日産の「NISMOヘリテージパーツ」はスカイラインGT-R(R32・R33・R34型)向けに部品を再供給しています。くわしくはメーカーの旧車部品の再販・レストアサービス|使い方と調べ方で紹介しています。

バイクと車で、4つの軸の重みがどう変わるかを表にしてみました。

軸バイクの場合車の場合
部品の出やすさ外装やめっき部品が手に入るかが大事ボディのパネルや内装部品が手に入るかも大事
作りの簡単さ気筒数や冷やし方で差が出る電装や内装の部品が多く、範囲が広い
作業場所1台分の小さなスペースでも始めやすいボディを置いて作業できる広さが要る
登録のしやすさ排気量で窓口が変わる登録車と軽自動車で窓口が変わる

『車とバイク、どっちが初心者向き?』と聞かれたら、作業場所の広さで考えるのが分かりやすいです。広いガレージが無いなら、バイクから始めるほうが進めやすいですよ。

車のレストアの基本は、旧車レストアの基礎|始める前に知っておきたいことにまとめています。

レストアしやすいバイクのよくある相談

この章について

レストアしやすいバイクについて、ネットの質問サイトでよく見かける相談を、内容を要約して紹介します。

相談1「素人がレストアするなら、どのバイクが一番簡単?」

整備の経験が少ない人が、どのバイクならレストアしやすいかを知りたいという相談です。

結論から言うと、一つの車種に決まった答えはありません。4つの軸で点数をつけて、自分の環境で点が高い1台を選ぶのがおすすめです。

一般的には、小さな排気量の単気筒で、書類がそろっていて、エンジンがかかる1台が進めやすいです。

「これ、かっこいいけど直せるかな?」
「まずは4つの軸で点数をつけてみようよ」

こんなふうに、見た目で気になった1台も、一度点数で冷静に見てみると判断しやすくなりますよ。

相談2「動画を見てレストアしたくなった。初心者は何から?」

レストア動画を見て、自分も古いバイクを直してみたくなったという相談です。閲覧数が多く、同じきっかけの人がたくさんいることが分かります。

動画では状態の悪いバイクがよみがえる様子が見られますが、初めての1台は、もう少し状態の良いバイクから始めると安心です。始め方はバイクレストアを自分でやる|初心者の始め方と注意点で紹介しています。

相談3「何年か放置されたバイクをもらってきた。直せる?」

数年間しまってあったバイクを譲ってもらい、直して乗りたいという相談です。

まずは書類があるかと、エンジンが回るかを確かめてみてください。燃料やタンクの中、ゴム部品の状態を見て、4つの軸で点数をつけてみると、どこから手をつけるかが見えてきます。

相談4「初心者には、どちらの旧車がレストアしやすい?」

候補の旧車が2台あって、初心者にとって作業しやすいのはどちらかを知りたいという相談です。バイクに限らず、車でもよく見かける悩みですよね。

候補の1台がAE86なら、トヨタの「GRヘリテージパーツ」の対象車種なので、部品の出やすさを調べる手がかりがあります。もう1台も、交換しそうな部品が手に入るかを調べてから、4つの軸で点数を比べてみてください。

レストアの間の足をどうするか

レストアしやすいバイクを選んでも、完成までには時間がかかります。通勤や買い物でバイクを使う予定だった人は、その間の移動手段も考えておきたいですよね。

レストアしたバイクは休日の楽しみに回して、毎日の移動は車に任せるという分け方もあります。月々定額で新車に乗れるカーリースなら、まとまった頭金を用意せずに毎日の車を持つという選択肢もありますよ。

定額カーリース(PR)

毎日乗る車は、月々定額のカーリースという選択肢も

旧車は休日の楽しみに回して、通勤や買い物の車は別に持ちたい。レストアの間の足が要る。直すより新しい車に乗り換えたい。そんな時は、税金や車検代をまとめて月々定額で新車に乗れるカーリースも比べてみてください。契約年数・月額に含まれる物・走行距離・途中でやめる時の条件は、申し込む前に公式の案内で確かめておくと安心です。

無料定額カーリースを見てみる

料金・契約条件は公式サイトの最新の案内でご確認ください。

よくある質問

レストアしやすいバイクの条件は何ですか?

部品が手に入りやすいこと、作りが分かりやすいこと、自分の作業場所で扱えること、書類がそろっていて手続きで困らないことの4つです。車種より、その1台の状態と自分の環境で考えましょう。

初心者には小さな排気量のバイクのほうがいいですか?

小さな排気量の単気筒は、部品が少なく、軽くて取り回しやすいので進めやすいです。書類がそろっていて、エンジンがかかる1台を選ぶとさらに安心です。

部品の手に入りやすさはどう調べればいいですか?

メーカーの部品再販の対象かを確かめ、交換しそうな部品が新品や中古で手に入るかを調べます。同じ車種に乗る人のブログや、バイク店に聞くのも手がかりになります。

レストアしやすい車はどう選べばいいですか?

バイクと同じく、部品の出やすさ、作りの分かりやすさ、作業場所、登録のしやすさの4つで考えます。車は大きいぶん、ボディを置いて作業できる場所があるかを先に確かめておきましょう。

書類が無いバイクを選んでも大丈夫ですか?

直した後の手続きで苦労することがあるので、初めての1台にはおすすめしにくいです。書類があるか、廃車済みかを買う前に確かめておきましょう。

まとめ

この記事の要点
  • レストアしやすいバイクは、部品・作り・作業場所・登録の4つの軸で選ぶ
  • 候補を4つの軸で点数化すると、自分に合う1台を決めやすい
  • 点数は車種より、その1台の状態と自分の環境でつける
  • 初めての1台は、エンジンがかかり、書類がそろっている物を優先する
  • レストアしやすい車を選ぶ時も、同じ4つの軸で考えられる
レストアガイド

レストアガイド 編集部

車・旧車・バイクのレストア(元の姿に戻す再生)について、意味や種類、作業の流れ、費用の考え方、自分でやる時の道具と注意点、ショップの選び方、車検・税金・保険などの手続き、乗り換えや手放し方までを、自分で判断できるように整理している情報サイトです。 公式サイト

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次