軽スポーツ・小さな旧車のレストア|ビートやカプチーノを長く乗る

ビートのレストアなど軽スポーツのレストアを紹介する記事のアイキャッチ。ガレージの小さなオープンカーと工具

当サイトの記事は編集部が法令・国土交通省などの公的機関、業界団体やメーカーの公開情報を調べて独自に執筆しています。記事内に定額カーリースのサービスへの案内(広告)を含みます。

小さくて軽い車で、屋根を開けて走るのは気持ちいいですよね。『このビート、まだまだ乗りたい。でもあちこち傷んできた…』と、レストアを考え始めた方も多いはずです。

結論から言うと、ビートのレストアやカプチーノのレストアは、「部品の手に入れやすさ」「錆の出やすい所」「維持費」の3つを先に見ておくと、計画が立てやすくなります。

この記事では、軽スポーツや小さな旧車を長く乗るために、何から確かめればいいかを紹介します。

目次

ビートやカプチーノのレストア、まず何から考える?

先に結論

軽スポーツや小さな旧車は、車が小さいぶん置き場所の悩みは少なめですが、部品と錆で悩むことが多いです。まずは「どこまで直したいか」を決めるところから始めましょう。

ホンダビートのレストアも、スズキのカプチーノのレストアも、考え方の土台は同じです。古い年式ほど、部品が手に入りにくくなりやすいんです。

軽スポーツや小さな旧車として、レストアの話題によく出てくる車種には、例えばこんな物があります。

分け方車種の例
軽スポーツホンダ ビート、スズキ カプチーノ、マツダ AZ-1
走りを楽しむ軽スズキ アルトワークス、スズキ セルボ(SS20)、スバル ヴィヴィオ、スバル R1、ホンダ Z
小さな旧車ホンダ シティターボ2、ホンダ バラードCR-X

ここに挙げたのは、あくまで例です。車種ごとに部品の出方や傷みやすい所は違うので、同じ車に乗る仲間や専門店から情報を集めるのが近道ですよ。

どこまで直すかで計画が変わる

レストアと一口に言っても、気になる所だけ直す部分的な物から、分解して全体を直すフルレストアまで幅があります。

『全部きれいにしたいけど、どこから手を付ければ…』と迷ったら、走る安全に関わる所から先に考えてみてください。ブレーキや足回りは、見た目より先に直しておきたい所です。

レストアという言葉の全体像は、レストアとは|意味と車・バイクのレストアの基本で紹介しています。

部品・錆・維持費の3つで見るチェック表

ここでの結論

軽スポーツは「部品の手に入れやすさ」「錆の出やすい所」「維持費」の3つで見ると、レストアの手間とお金の重さがつかみやすくなります。

レストアを始める前に、自分の車が今どのあたりにいるのかを確かめておきましょう。レストアガイド編集部で、3つの軸のチェック表を作ってみました。

見る軸確かめること例えばこんな状態なら慎重に
部品の手に入れやすさ純正の在庫、中古部品、リプロの有無外装や内装の部品がいくつも欠けている
錆の出やすい所フロア、サイドシル、ホイールハウス、屋根まわりの水の通り道指で押すとへこむ、穴が空いている
維持費毎年の税、車検の重量税、保険、整備13年や18年を超えて税が上がる時期に重なる
軽スポーツのレストアを、部品の手に入れやすさ・錆の出やすい所・維持費の3つの軸で見るチェック表の図解

部品の手に入れやすさ

メーカーの公式FAQでは、補修部品の供給は生産終了から何年かが目安とされています。SUBARUは車両にもよるが7〜10年を目安に生産、マツダは10年前後が目安です。

それより古い車は、純正の新品が少なくなっていくと考えておくと安心です。ビートの部品の再販については、今どの部品が手に入るかをホンダの販売店で確かめてみてください。

ちなみに、ホンダには「Hondaヘリテージワークス」という純正部品の復刻とレストアサービスの取り組みがあります。

ただ、公式サイトで案内されている四輪の対象は初代NSXです。軽スポーツが対象になっているわけではないので、混同しないようにしましょう。

部品が出るうちに、消耗しやすいゴム部品などを少しずつ集めておく人もいます。品番をメモして、湿気の少ない室内で保管しておくと安心ですよ。

部品探しの順番

メーカーの販売店、専門店や仲間、中古部品、リプロパーツの順に当たると効率的です。くわしくはレストア部品の探し方|手に入らない時の4つの手段で紹介しています。

錆の出やすい所

小さな車は鉄板が少ない分、錆が広がると全体に響きやすいんです。特に屋根が開く車は、雨水の通り道が詰まると、フロアやシートの下に水がたまることがあります。

維持費

軽自動車は、最初の新規検査から13年を過ぎると軽自動車税が重課されます。くわしくは後の章で紹介しますね。

錆と雨漏りは早めに見つけよう

ここでの結論

軽スポーツのレストアで手間がかかりやすいのは錆です。屋根が開く車は、雨漏りから錆につながることもあるので、水の入り口と出口を見ておきましょう。

『見た目はきれいだから大丈夫かな』と思いがちですよね。ただ、錆は裏側やカーペットの下で進んでいることがよくあります。

錆と雨漏りの点検
  • フロアのカーペットをめくって、湿りや錆がないかを見る
  • サイドシル(ドアの下)を下から懐中電灯で照らす
  • 屋根や幌のまわりのゴムに、ひび割れや縮みがないかを見る
  • 水抜きの穴が詰まっていないかを確かめる
  • トランクの床やスペアタイヤの下も見る

錆の直し方は、表面の錆と、穴が空いた錆とで大きく変わります。穴が空いている場合は、板金や溶接が要ることが多いので、専門店に相談してみてください。

屋根が開く小さなスポーツカーのフロアのカーペットをめくり、錆や湿りを懐中電灯で確かめている様子

ゴム部品やモールの直し方は、ゴム部品・モールのレストア|雨漏りと見た目を直すで紹介しています。

作業の時の注意

錆取りや塗装で溶剤やスプレー缶を使う時は、換気のよい場所で、火の気のない所で作業しましょう。スプレー缶を捨てる時は、住んでいる自治体の出し方に従ってください。

頼むならどんなショップ?近くに無い時の探し方

ここでの結論

軽スポーツは、その車種をよく知るお店に頼むと話が早いです。近くに無い時は、遠くの専門店に相談したり、地元の整備工場と分けて頼んだりする方法もあります。

カプチーノやビートの専門店、AZ-1のレストアショップを探している方も多いですよね。ただ、地方だと近くに見つからないこともよくあります。

頼み方よいところ気をつけたいところ
車種に詳しい専門店弱い所や部品の情報を知っている遠いと運ぶ手間がかかる
地元の整備工場普段の整備や車検を頼みやすい古い車種の経験は店によって違う
板金・塗装の店錆やボディの作業に強い機関の作業は別に頼むことがある
自分で直す+一部を頼む楽しみながら進められる走る安全に関わる所はプロに任せる

「この車のレストア、どこまでお願いできますか?」
「ボディはうちでやって、エンジンは提携の工場に出すことが多いですね」

こんなふうに、作業の範囲と、外に出す作業があるかを最初に聞いておくと安心です。

見積もりの前に伝えておきたいこと

お店に相談する時は、車の状態と、自分がどうしたいかをまとめておくと話が早く進みます。

相談の前にまとめておくこと
  • 今の車の状態(動くか、車検は残っているか)
  • 気になっている所(錆、雨漏り、エンジン、内装など)
  • どこまで直したいか(部分的に直すか、フルレストアか)
  • 予算の上限と、仕上がりを待てる期間
  • 部品が無い時、リプロや中古部品を使ってもいいか

部品が見つからない時の扱いを先に話しておくと、作業が止まった時に慌てずに済みます。

お店の選び方はレストアショップ・専門店の選び方|得意分野と比べ方、近くに無い時の考え方は旧車レストアの店を地域で探す|近くに無い時の考え方にまとめています。

軽スポーツの維持費と13年の壁

ここでの結論

軽自動車は13年を過ぎると軽自動車税が上がり、車検の重量税も13年と18年で段階的に上がります。レストアの費用だけでなく、毎年かかるお金も見ておきましょう。

レストアを考える時、作業の費用ばかりに目が行きがちですよね。実は、乗り続ける間の維持費も大事なところなんです。

項目古い軽自動車で起きること出典
軽自動車税最初の新規検査から13年を経過した三輪以上の軽自動車は重課国土交通省
重量税車検の時に、13年経過・18年経過で税額が上がる財務省・軽自動車検査協会
車検法定費用と整備費用がかかる自動車技術総合機構

軽自動車税は市町村税で、4月1日時点の所有者にかかります。

小さな旧車の中には、軽自動車ではない登録車もあります。登録車の場合は、自動車税の重課の対象になるので、車検証で区分を確かめておきましょう。

維持費をまとめて知りたい方は、旧車の維持費|税・車検・保険・整備で毎年かかるお金を見てみてください。

軽スポーツのレストアでよくある相談

この章について

軽スポーツのレストアについて、ネットの質問サイトでよく見かける相談を要約して紹介します。

相談1「近くにカプチーノのレストア店が見つからない」

地方に住んでいて、カプチーノのレストアを頼める店を探している、という相談が多く見られます。閲覧数も多く、同じ悩みの人が多いんですね。

まずは同じ車種のオーナーズクラブや仲間に、頼んでいる店を聞いてみてください。遠い専門店に頼む場合は、運ぶ方法と、普段の整備をどこでするかも合わせて考えておきましょう。

相談2「カプチーノを買って、フルレストアして大事に乗りたい」

カプチーノを買ったので、フルレストアして大事に乗るつもりだ、という相談です。

フルレストアは時間がかかることが多いので、どこから直すかの順番を決めておくと進めやすくなります。走る安全に関わる所、錆、見た目の順で考えるのがおすすめです。

相談3「レストア中に、合う足回りの部品が分からない」

カプチーノをレストアしていて、ショックアブソーバの選び方に迷っている、という相談もあります。

足回りは走る安全に関わる部品です。品番と適合を確かめ、自信が無ければ整備工場に相談してみてください。

レストア中も毎日の車は必要

ここでの結論

レストアの間、軽スポーツはしばらく乗れなくなることがあります。毎日の足をどうするかも、先に考えておきましょう。

2人乗りの軽スポーツは、もともと毎日の買い物や家族の送り迎えには使いにくいこともありますよね。『レストアした車は休日にだけ乗りたい』という方も多いはずです。

考え方向いている人
軽スポーツ1台で通す荷物や人を乗せる機会が少ない人
毎日の車を別に持つ休日の楽しみと普段の移動を分けたい人

2台持ちにする時は、自動車保険も見ておきましょう。

損害保険会社の案内では、1台目を11等級以上で契約している人が2台目を新しく契約する時、条件を満たすと7(S)等級から始まる仕組みがあります。細かな条件は保険会社ごとに違うので、契約先に確かめてみてください。

2台持ちの考え方は旧車を趣味の車にして2台持ち|毎日の足と分ける考え方で紹介しています。

旧車を休日の趣味に回して、毎日の車は月々定額で新車に乗れるカーリースで持つという選び方もあります。自分の暮らしに合うか、比べてみてください。

定額カーリース(PR)

毎日乗る車は、月々定額のカーリースという選択肢も

旧車は休日の楽しみに回して、通勤や買い物の車は別に持ちたい。レストアの間の足が要る。直すより新しい車に乗り換えたい。そんな時は、税金や車検代をまとめて月々定額で新車に乗れるカーリースも比べてみてください。契約年数・月額に含まれる物・走行距離・途中でやめる時の条件は、申し込む前に公式の案内で確かめておくと安心です。

無料定額カーリースを見てみる

料金・契約条件は公式サイトの最新の案内でご確認ください。

よくある質問

ビートのレストアは、まず何から始めればいいですか?

まずは部品の手に入れやすさ、錆の出やすい所、維持費の3つを確かめてみてください。走る安全に関わるブレーキや足回りから直すと、計画が立てやすくなります。

カプチーノのレストアを頼める店が近くにありません。

同じ車種の仲間に頼んでいる店を聞いたり、遠くの専門店に相談したりする方法があります。普段の整備は地元の整備工場に頼むという分け方もあります。

軽スポーツは13年を過ぎると税金が上がりますか?

国土交通省の資料では、最初の新規検査から13年を経過した三輪以上の軽自動車は、軽自動車税が重課されます。車検の重量税も13年と18年で上がります。

AZ-1のレストアショップはどうやって探せばいいですか?

同じ車種のオーナーズクラブやイベントで、頼んでいるお店を聞いてみるのが近道です。お店ごとに得意な作業が違うので、ボディと機関を別のお店に頼むこともあります。

屋根が開く車の雨漏りは錆につながりますか?

雨水の通り道が詰まると、フロアやシートの下に水がたまり、錆につながることがあります。カーペットの下や水抜きの穴を、ときどき確かめておきましょう。

まとめ

この記事の要点
  • 軽スポーツのレストアは、部品・錆・維持費の3つで先に見ておく
  • 古い年式ほど部品が手に入りにくくなりやすい
  • 屋根が開く車は雨漏りから錆につながることがある
  • 近くに専門店が無い時は、遠くの専門店と地元の整備工場で分けて頼む
  • 13年を過ぎると軽自動車税、13年と18年で重量税が上がる
レストアガイド

レストアガイド 編集部

車・旧車・バイクのレストア(元の姿に戻す再生)について、意味や種類、作業の流れ、費用の考え方、自分でやる時の道具と注意点、ショップの選び方、車検・税金・保険などの手続き、乗り換えや手放し方までを、自分で判断できるように整理している情報サイトです。 公式サイト

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次